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オプションプレミアムと反対売買

ストックオプションとはいったい何なのかというと、ストックオプションとは株式会社の取締役や従業員が、ある程度の期間内にあらかじめ定められたプライスで会社から自社株を購入できる権利のことをいいます。このオプションは平成9年5月に導入され、平成14年4月施行の改正商法で新株予約権の無償に出すとして施行されたもので、新株予約権というのは、権利を持っている人が、企業に対し権利を行使すること、企業からあらかじめ決まられた条件で新株、もしくは企業が持っている自己株式を取得することができる権利です。新株予約権を無償で行うかどうかは、株主総会の決議で決定されるのですが、ここで可決されれば発行することになり、権利の行使期間は決議があってから1年以上から10年以内で、その期間内に反対売買することができます。ただしすでに株主になっている投資家にとっても決してメリットだけがあるわけではなく、新株予約権をリスクプレミアムで発行するということは、アット・ザ・マネーより低い権利行使価格で株式を発行することとなり、これは株式価値の希薄化につながっているので、既存の機関投資家にとっては非常に重大な問題となるので注意が必要です。

プットオプション

プットオプションは、売る権利のことを意味します。買うと言うことはその価格で売ることができるという権利を指します。いくらで売ることができるのかという価格を行使価格と呼びます。例えば1万円であった場合、1万円で売る権利を得ることになります。ですから、例えば市場価格が8000円であっても1万円で売ることができますから、市場で8000円で買ったものを1万円で売ることができ、差し引きで2000円分の利益を得る事ができます。もしも市場価格が1万円を超えた場合には、1万円で売った方が損ですから、この場合には何もありません。
プットを売る側は、買い手が要求したときにはそれに応えなければなりません。ですから、義務を負うと考えるのが分かりやすいです。
プットそのものに価格がつきますから、買う側はそれを支払わなければなりません。それを支払う代わりに権利を得ることができます。売る側は、価格分だけを受け取ることができますが、その代わりに市場価格がどうなっても売らなければならないという義務を負うことになります。
価格上昇リスクをヘッジするためには買うことが必要となります。リスクを負う代わりに利益が得られるのがプットの売りです。

コールオプション

コールオプションとはある物を買う権利のことを言います。
例えばコンサートのチケットの先行予約みたいなものをイメージしてもらうと良いでしょう。
つまり特定の期日に決まった価格で物を買うことができる権利なのです。

これが株式などの金融商品であるなら、翌月の頭にとある株を1000円で買える権利を得るとします。
この価格のことが権利行使価格と呼ばれ、オプションの値段のことをプレミアムと呼ばれるものになるのです。

この株が翌月の頭に株価が1500円になっていたとします、そうすると1000円で買うことのできる権利を有しているので、
500円の利益が発声することになります。
では逆に株価が500円になっていたとするとどうでしょうか。500円のマイナスになってしまいます。
しかし、これは1000円で株を購入するから500円のマイナスになるのであって、1000円で購入する必要は無いのです。
なぜなら、オプションはあくまで権利ですから1000円で購入することによって損失が出るのであれば、権利を放棄すれば、
良いためです。この場合損失は権利を買った時に発生するプレミアムだけと言うことになります。

これを先のコンサートのチケットで例えるなら3000円のチケットを予約したが他の場所で1000円で手に入れることが出来たので、
キャンセル料の500円を払って権利を放棄したような感じと思ってくれれば良いでしょう。

オプション取引の仕組み

オプションとは、定められた期日に定められた価格で取引する権利を指します。例えば、ある資産を来月の第2金曜日に15000円で買うという権利を売買することができます。実際に金融商品やコモディティなどを売買するのではなくて、権利を売買するのがオプション取引だと言えるでしょう。
上記のオプションを買った場合には、原資産が16000円になっていれば、権利を行使することができますからこれを15000円で買うことができ、利ざやとしては1000円分を稼ぐことができます。もしも14000円に値下がりしていた場合には、15000円で買う価値はありませんから、権利を行使しなければ良いのです。権利を行使するかしないかの選択権があるというのが特徴だと言えるでしょう。
このように便利なものですが、買うためには持ちろんですがコストを支払わなければなりません。このコストのことをリスクプレミアムと呼びます。損失を限定できますからリスクを転移することができます。そのための費用のことをリスクプレミアムと呼ぶのです。
オプションを売れば、権利ではなくて義務を負うことになります。義務を負うわけですから、買い手が権利を行使すれば価格にかかわらず定められた価格で売らなければなりません。そのリスクを負う代わりにリスクプレミアムを受け取ることができるのです。

デュアル・カレンシー債

デュアル・カレンシー債とは、二つの通貨を用いる債券のことを指します。通常、払い込みと利払いの通貨が同じで、償還の通貨が異なります。
日本で販売されているものは、主なものは円建てで払い込み、そして利息も円で受け取りますが、償還は外貨というものが多いです。受け取ることのできる利子には為替リスクはありませんから、安定したインカムゲインを求める人にとってのメリットは大きいと言えるでしょう。これが一般的な外貨建て債券と比較した場合のメリットだと言えるでしょう。
しかしながら、償還に関しては為替リスクがあります。この点に注意しておかなければなりません。投資した資金を回収できないこともあるのです。円高になれば、円ベースでは損失を発生させることになりますから注意が必要です。
どのような場合に適しているのかというと、例えば1年後にドルを必要とする場合には、償還期間が1年のものを買えば良いのです。1年後にドルを支払うことが決まっているのであれば、1年間外貨預金として運用しても良いですが、日本円で安定して利益を得たいという場合には利子を円で受け取れるメリットは大きいと言えるでしょう。一般的な外貨建て債券よりも利回りが良いものもありますから、選択肢の幅は広がると言えるでしょう。

商品ファンド

商品先物取引は、農産物やエネルギー、貴金属、非鉄などの鉱工業材料の商品を将来のある一定の時期に一定の価格で受け渡しすることを約束する取引のことです。日本の商品先物市場は、現在では農林水産省と経済産業省の管轄となっていて、4箇所の取引所で上場商品が取引されています。それぞれで取引される主な商品として、東京工業品取引所では金、銀、ゴム、アルミニウム、原油などであり、東京穀物取引所ではトウモロコシ、大豆、コーヒー豆などであり、中央大阪取引所ではガソリン、灯油、アルミニウムなどであり、関西商品取引所では小豆、トウモロコシ、粗糖などがあげられます。商品先物取引に参加するには、投資家は商品取引会社に取引を委託して行います。特徴としては証拠金取引のためレバレッジ効果により利益を大きく膨らませる可能性が期待できますが、証拠金の範囲を超えた損失を被るリスクもあり、ハイリスク・ハイリターンになります。また、制度が複雑で個人で行う場合には専門的な知識と経験が必要になります。商品ファンドの場合、投資のプロであるCTA(商品投資顧問業者)に投資判断を委ねる形になります。また、銘柄などの分散投資によりリスクを抑えることが出来き、主なリスクとしては出資金とその利益に限られます。

商品先物

リスクヘッジのための金融商品として商品先物があります。「商品」というと、販売されている製品のように思われてしまいますから、「コモディティ」と呼ばれることもあります。
具体的には何があるのかというと、例えば貴金属があります。リスクヘッジというのは、つまり価格変動リスクを抑えるためのもので、将来的に売る、あるいは買うときの価格変動を抑えることができます。もしも1ヶ月後に金を買わなければならなかったときには、1ヶ月後に価格が高騰していると経営に関するリスクがあります。このリスクをヘッジするために、金先物を買っておくという方法をとることができます。
穀物も先物取引によってリスクヘッジができます。例えば、穀物価格が下落することによって利益を損失する可能性がある場合には、先に売っておくという方法をとることによって、将来的な価格下落のリスクを抑える事ができると言えるでしょう。
このように、様々なリスクヘッジに用いる事ができるというメリットがあります。投機的な取引に使う事もできるのですが、本来は価格変動リスクをヘッジするためのものだと考えられます。レバレッジもリスクヘッジのためのコストを抑えるためのものなのです。

日経平均株価指数先物取引

金融先物の一つとして株価指数先物があります。これは株価指数を取引するためのものです。日本でもっとも取引が多く行われているものが日経平均株価指数先物取引で、これは大阪証券取引所に上場されています。「日経225」と言われることもあります。
他にもいくつかの株価指数先物が日本にはあるのですが、なぜ日経225が注目されているのかというと、その一つの理由は歴史が古いからです。対象としているのは日経平均で、この指数は日本でもっとも古くから産出されているものですから、一時的な不連続な点はあるとしても、長期間にわたる分析には適していると考えられるのです。
もう一つの理由は流動性の高さです。流動性が高いから取引されているというと、つまり多く取引されているから多く取引されているわけですが、大きな資金を動かす機関投資家にとっては、流動性の高さは非常に重要なものだと考えられるのです。日本だけではなくて、世界中から多くの投資家が取引を行っていますから、世界の中でも流動性の高いものだと考えられます。
このような理由から取引が行われているのですが、現物市場となった東京証券取引所ではなくて、デリバティブ市場となった大阪証券取引所が主な取引所となるのです。

為替予約

為替予約とは、為替リスクをヘッジするためのものです。一定期間後の取引を事前に予約することによって、為替リスクをヘッジすることができるのです。このときの為替レートは、自分で決める事ができるのではなくて金融機関が決める事になります。先物為替レート、あるいは外国為替換算レートと呼ばれることが多いです。
例えば、現在のドル円レートが1ドル=100円であった場合に契約を行い、1ヶ月後に1万ドルを手に入れる事ができるとします。1ドル=100円であれば100万円を手に入れる事ができるのですが、もしも1ヶ月後に1ドル=80円になっていた場合には80万円しか手に入れる事ができません。これは非常に大きなリスクで、経営を安定させることができないと考えられるのです。
このときに、1ドル=100円で予約しておけば、その後に為替レートが変動したとしても、1ヶ月後に1ドル=100円で日本円に両替することができ、100万円を手に入れる事ができるのです。
海外との貿易を行っている企業であれば、経営を安定させる事は必要となる場面もあります。売る場合にも買う場合にもこれは必要な事だと言えるですから、多くの企業が利用していて、外貨を扱っている金融機関ならたいていは扱っています。